裂き織りってなあに?
裂織りとは、丈夫な麻や木綿の糸をタテ糸に、細く引き裂いた布をヨコ糸に織り込んだ布のことです。成長してサイズの合わなくなった子供の浴衣や、使い古された布がヨコ糸として再利用されます。一つとして同じものはありません。
佐田岬半島は急峻な地形のため、人々は背負子(しょいこ)と呼ばれるカゴを背負って物品を運んでいました。
重い荷から肩や背中を守るために、丈夫な裂き織りを上着として着用していました。


繊細な布ではありませんが、自然で素朴な趣があります。
伊方町三崎地区にあるオリコの里で保存されている帯です。
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